2019年8月27日 妊産婦の真夏の過ごし方

妊産婦の皆様、暑い日が続いていますね。妊娠すると、基礎体温が上昇し、実際の気温以上に暑く感じるようになります。暑い日が続く真夏の時期には今まで以上に体調管理が重要になります。今回は妊産婦の方が真夏にどう過ごすか、注意すべきことをまとめてみました。

1.水分補給をしっかり行う

まずは水分補給についてです。妊婦の方は普段以上に暑く感じやすいです。体温調整にも影響が出てくるため、熱中症や脱水症状の危険性が高まってきます。加えて汗をかきやすくもなり、トイレも近くなってきます。また、妊娠中は便秘にもなりやすくなります。これらの対策のためにも、妊婦の方はいつも以上にこまめに水分補給をおこなってください。ただ、一気にたくさんの水分をとると、吐いてしまう恐れも出てきます。こまめに少しずつでいいので水分を補給して体調を整えていきましょう。

なお、妊婦の方は外出中でも水分補給ができるようにマイボトルなどを持参するのが良いでしょう。

2.真夏の「冷え」に注意

真夏の日にはクーラーの効いた室内で過ごすことで熱中症予防になります。その一方で冷房が強いところで過ごすと、体が冷えてしまうことも考えられます。体を冷やし過ぎないように室内では薄着で過ごすのではなく、しっかりと体を温める服装をするようにしましょう。特にお腹の冷えを防ぐため、腹帯を身につけましょう。ただ、汗をかいてしまうと逆に冷えてしまうことがあります。汗が出ないように調整するのも忘れないでください。

また、外出する際には、重ね着をして暑さ寒さの調整をしましょう。厚い服を1枚着るより、重ね着で調整するようにしましょう。

また、冷えはお腹だけでなく、手足や首元も守る必要があります。ソックスや手袋、マフラーやストールなどで手足や首元も直接冷気が当たらないようにすると良いでしょう。

3.運動はウォーキング・エクササイズ中心に

安定期に入ると適度な運動をするのも重要です。ただ、夏場は昼間に運動するのではなく、朝早い時間帯にウォーキングしてみましょう。また、外出するのがしんどい場合は家でストレッチなどをするなど適度な運動をすると良いですね。また、無理に運動をしようと思うのではなく、ショッピングのついでにウォーキングする、ショッピングモールなどでゆっくり歩くのでも大丈夫です。赤ちゃんが生まれた後のことを想像しながら、ショッピングするのもおススメです。いずれにしても無理のない範囲で運動を取り入れるようにしましょう。 妊産婦の方にとって真夏は体調に注意しなければいけない季節になります。真夏の時期をしっかり乗り切って、出産の日を迎えるようにしましょう。