普段食べている梅干しでも様々な種類がありますよね。
普通の実が柔らかい梅干しもありますが、小さめで実がカリカリしているタイプの梅干しを食す機会も多いと思います。
カリカリ梅と普通の梅干し。
同じ梅でも食感も大きさも異なり、好みによって使い分けもできます。
そんなカリカリ梅ですが、普通の梅干しとはちょっと作り方や必要なものが異なります。
そこで今回はカリカリ梅の作り方をご紹介します。
1.青くて固い小梅を利用する
カリカリ梅は通常よりもサイズが小さい梅を使います。
また熟した梅を利用するとカリカリとした食感ではなく柔らかくなってしまいます。
カリカリ梅には固くて青い小梅を利用しましょう。
2.卵の殻を準備しておく
カリカリ梅を作る際、通常と大きく異なるのが卵の殻を利用することです。
梅にはペクチンが含まれており、これが梅酢の酸と反応して梅の実を柔らかくしてしまいます。
これを防ぐにはカルシウムが必要です。
そのため、カルシウムが豊富で身近にある食材である卵の殻を利用します。
卵の殻は内側の薄皮をとり、水洗いしたものを数日天日干しします。
カラカラになった卵の殻は、粉々にしてガーゼなどに包んで使いましょう。
3.カリカリ梅の作り方
①まずは小梅を洗ってアク抜きのために1~2時間ほど水に浸けておきます。
②浸けこんだ後、竹串などでヘタの部分を取り除きます。
③キッチンペーパーなどでしっかりと水気をふき取ります。
④小梅を付け樽や袋に入れて塩を振ります。
付け樽の場合は先に塩をふっておいて、その上に梅を並べ、さらに塩を振るという作業を繰り
返していきます。
樽がない場合はジップロックなどの袋を準備し、小梅と塩を入れて振って混ぜておくと良いで
しょう。
梅が1kgに対し、塩は100g~120g準備しておくと良いです。
また少量のホワイトリカーを入れてもいいです。
⑤冷蔵庫に入れて保管しておきます。
保管の際、梅に重しを乗せておきましょう。
毎日袋をひっくり返したり混ぜたりしておきましょう。
⑥しばらくすると梅酢が出てきます。
早ければ1週間くらい、長いと数週間かかるかもしれません。
こぼれそうな場合は捨てながら1か月ほどは保管しておきましょう。
⑦赤しそを追加します。
赤しそを入れてから1か月ほどすれば全体に赤く染まって完成です。
赤しそがなくても食べられますが、しその風味がプラスされることや赤い色合いが食欲をそそ
るので、入れた方がおススメです。
できたカリカリ梅はそのまま冷蔵庫で保管できます。
カリカリ梅もご家庭でも意外と簡単に作ることができます。気になる方は是非ご自宅で試してみてくださいね。