まだ間に合う!関西の梅の花見の見所スポット

3月になり、暖かい日も増えてきました。いよいよ本格的な春の季節の到来です。春と言えば、お花見の季節です。日本ではお花見と言えば桜を思い出す方が多いと思います。しかし、歴史を遡ると、花見と言えば梅の花のお花見を意味する時代が続きました。


日本では、古くから梅の花を観賞して楽しむ慣習があり、関西地方にも多くの梅の名所があります。梅の花見は3月中がメインです。残り期間わずかですが、まだまだ楽しめる関西のおすすめ観梅スポットをご紹介します。
 
①大本山 中山寺
最初にご紹介するのが宝塚市にある中山寺です。梅シロップ「みやすうめ」、梅酒「紫雲」の販売を行っている中山寺は梅の名所としても知られています。境内にある中山観音公園には、斜面にそって約1,000本もの梅の花が咲いており、梅が開花した姿を見ると鮮やかな春の訪れを感じるでしょう。
梅林開花状況は下記からもリモートでも確認できます。少し散り始めていますので、梅の花見を楽しみたい方は早めに訪問しましょう。
https://www.nakayamadera.or.jp/news/131
 
②月ヶ瀬梅渓
奈良市にある月ヶ瀬地区は関西でも屈指の梅の名所として知られています。鎌倉時代中期に真福寺の境内に梅が植えられたのが始まりとされている観梅スポットです。五月川の渓谷沿いに約1万本の梅の木が広がり、紅白鮮やかな梅を楽しむことができます。
梅まつりは3/26(日)まで開催中です。月ヶ瀬梅林を満喫できるウォーキングコースもありますので、歩きながらゆっくりと梅の花を鑑賞してみてはいかがでしょうか。
https://tsukigase-kanko.or.jp/umematsuri/
 
③石山寺
滋賀県にある石山寺は紫式部ゆかりの花の寺として知られています。桜の花も有名ですが、梅の花もたくさん咲いています。境内には3つの梅園があり、約400本の梅が一面に咲き誇ります。この時期は遅咲きの梅と早咲きの桜の両方を楽しめる時期です。こちらも梅まつりの時期が今週末の3/18(土)となっていますので、気になる方はお早めにおでかけください。
https://www.ishiyamadera.or.jp/guide/event/umetsukushi
 
④北野天満宮
全国天満宮の総本社である京都・北野天満宮も京都でも屈指の観梅エリアになっています。境内に約1,500本の梅が咲いており、京都の春の訪れを彩ってくれています。梅苑は9:00~16:00となっていますが、今週末の3/19(日)までの金土日は、日没から20時までライトアップを予定しています。ライトアップされた梅を見る機会は少ないので、是非この機会に観賞してみてください。
https://kitanotenmangu.or.jp/index.php
 
関西にも多くの梅の名所・スポットが存在します。桜の花も良いですが、鮮やかに咲く梅の花も春らしい風情を感じますね。梅の時期も残りわずかです。是非梅の花を見て、いち早く春の訪れを感じてみましょう。