お酒が変われば味も変わる!?梅酒の種類とその特徴

3月になり、暖かい日が増えてきました。季節は春へと移り変わり、新しい出会いの季節になりますね。
卒業や入学・就職や栄転など、春は祝いの場が多くなる時期です。
梅は古くからおめでたい花として知られており、大人の方は梅酒でお祝いするのも良いですね。
そんな梅酒ですが、一般的な種類が少ないと思われる方も多いかもしれません。
ただ、実はいろいろな種類があります。特に大事なのがベースとなるお酒です。お酒を変えることで梅酒自体も様々な味わいに変わります。
今回は梅酒の種類、特にベースのお酒の種類ごとの特徴についてまとめてみます。

①ホワイトリカー
一般的に果実酒にはホワイトリカーを用います。
ホワイトリカーは焼酎の一種にあたり、癖が少なく、無味無臭です。そのため、果実の香りを味わいやすくなるので多くの果実酒はホワイトリカーを用いて造られています。
梅酒の場合も、梅の香りを楽しめるため、多くの梅酒はホワイトリカーを利用しています。

②焼酎
ホワイトリカー以外の焼酎を使って梅酒を造ることもあります。
本格的な焼酎は、麦や米、芋など焼酎自体にそれぞれ香りや味があります。そのため、本格焼酎を使った梅酒は独特な香りを楽しむことができます。
好きな焼酎がある人は、その焼酎を用いた梅酒を飲むのも良いですね。

③ブランデー
ブランデーは果実を原料とした蒸留酒になります。そのため、ブランデー自体に甘みが強く、特有の味わいとなります。
ブランデーベースで造られた梅酒は焼酎ベースの梅酒に比べて甘みがあり、まろやかな味わいを楽しむことができます。
ブランデー自体は苦手という方も梅酒だと飲みやすくなるので、一度試してみても良いですね。
なお、ブランデーベースの梅酒は通常は半年以上かかる熟成期間が短く、3ヵ月ほどで熟成されます。
自宅で梅酒づくりされる場合にブランデーベースを試すのもいいかもしれませんね。

④日本酒
最後に紹介するのが日本酒をベースとした梅酒です。
日本酒は米を醸造して造られており、米から出る自然の甘さが特徴となります。そのため、梅酒となると日本酒の甘さと梅の甘さの両方からなる豊かな甘みをもたらしてくれます。
日本酒ベースの梅酒の場合、その甘みを味わうのがおススメなので、ジュースなどで割るのではなく、ロックやお湯割り、ソーダ割りで飲むのが良いでしょう。
日本酒好きの方なら是非飲んでみてください。

一口に梅酒と言ってもベースのお酒を変えることで、様々な香りや甘みに変化します。
皆さんも是非自分好みの梅酒を探してみてください。