【妊産婦向け】食事の際に注意すべきこと

妊産婦の皆様、5月に入り、暖かい日が増えてきました。
これからは梅雨のジメジメした季節となり、暑い日も増えていきます。
妊産婦の方にとっては、外出しにくい日も多くなりますが、適宜運動に心がけて健康に過ごしていきましょう。
また、運動だけでなく、健康な体で過ごすためには食事面も気を付けていきたいですね。
そこで今回は妊産婦の方が食事する際に気を付けることをまとめてみます。

①塩分の摂り過ぎに注意
妊産婦の方は、バランスよく食事をとることが大事です。
その中でも注意したいのが塩分を摂りすぎです。
塩分を摂りすぎると高血圧などの原因にもなります。
妊産婦の方が高血圧となると、胎盤に送られる血液の量が減少し、赤ちゃんに栄養が行き渡らなくなります。
通常よりも塩分控えめな食事を心がけましょう。
塩分が高い食品としてはインスタント食品や練り物などの加工品が挙げられます。
これらの食事を避け、しょうゆや味噌など味付けは減塩のもので行いましょう。
どうしても味が物足りない場合は、ダシや酸味のあるものを使って工夫すると良いでしょう。

②無理に食べ過ぎない
妊産婦の方は赤ちゃんに栄養が行き渡るよう、たくさん食事を摂ろうとします。
とはいえ、妊婦の方はつわりなどもあり、食欲が減少してしまう方もたくさんおられます。
無理して食べようとするとかえって体に負担がかかり、ストレスにもつながります。
まずはバランスの良い食事を、自分ができる範囲で行っていき、無理に食べようとしないよう心がけましょう。
また、食べ物だけでなく、水分補給をしっかり行うことも重要です。

③ダイエットしない
食べ過ぎとは逆に、ダイエットで瘦せようとするのもよくありません。
大事なことはバランスの良い食事を心がけて体重管理をしていくことです。
激しい運動もよくないです。
ウォーキングなど日常生活の中で適度に運動していくようにしましょう。

④不足しがちな鉄分・カルシウムをとろう
バランスの良い食事をするには主食・主菜・副菜と摂っていくことが大事です。
その中で日本人が不足がちになるのが鉄分。
そのため、ほうれん草・ブロッコリー・お肉など鉄分が豊富に含まれているものを積極的に食事に取り入れましょう。
また、ヨーグルトや小魚などカルシウムが含まれている食べ物をおやつ代わりに食べるのも良いですね。

妊産婦の方にとっては、体調管理と同時に食事の管理も重要になります。
毎日しっかりと栄養を摂ることを心がけることによって母子ともに健康に過ごしていくことができます。
食事は一日の楽しみでもあるので、無理せずにバランスよく食べていきましょう。